自営業を始めて、1年で30kgの体重が増えたため、ダイエットをしようと決めたのだが、
その前に心療内科を受診しなければならない事態になってしまった。
ある日突然に、激しい動悸に見舞われた。
心臓発作を起こして死んでしまうのではないかと思うくらいの、激しい動悸だ。
いっそ、気を失って倒れた方が楽だと思った。
後で知ったのだが、一度こういったことが起きると、予期不安というのがあって、
また動悸が起きるのではないかと、不安がよぎり、それが引き金となって動悸がおきるらしい。
特に私の場合は、風呂に入って洗髪をするときや、歯医者に行って治療を受けている最中に動悸が起きた。
日常生活もままならないので、近くの内科を受診した。
受診すると、心療内科を受診してくれと言われ、心療内科を受診する羽目になった。
心療内科では、よくは覚えていないが、「脅迫神経症」みたいな病名を付けられて
いたような記憶がある。
最初はデパスを処方されたが、数日飲んでも症状は改善されず、いろいろ薬を試して、
最終的に、ルボックス、ドグマチール、デパスの薬投薬で、徐々に症状が改善していった。
また、自分でも気の持ち方を変化させていった。
心療内科では心電図もとって心臓に異常はなかったので、動悸で死ぬことはない、
また、動悸が起きても数十秒から数分でおさまる、と自分に言い聞かせていた。
そうすると、自然にいつの間にか動悸はおきなくなった。
しかし、ここまで来るのには数年を要している。
私は現在71歳だが、これらの症状が起きたのは、前兆は40歳後半ごろからあったのだが、
顕著化したのは、55歳ごろから58歳ごろだったと思う。
現在は、まったく動悸は起きないのだが、薬はずっと飲み続けている。
長期に渡って高齢者がこういった薬を飲み続けるのはよくないので、
断薬しようかと思うのだが、離脱症状が怖くてやめられないでいる。
しかし、当初よりは薬の量は減らしている。
そんな、具合で、ダイエットをする前に、とにかく動悸を何とかしないといけなくなり、
ダイエットは後回しになった。
動悸も治ってきたところで、ダイエットを本格的に開始した。
まずは、スポーツジムに通うことから始めた。
このとき、私は、60歳で体重は77kgほどだったと思う。
つづく・・・・