書籍出版のよもやま話

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私はプログラムライターだ。
書籍を出版したり、Web記事を書いたりするには、ますはそこの担当者と知り合いになる必要がある。
これが、なかなか難しい。
誰かツテを辿って紹介してもらうか、FBをやっているなら友達に頼んで紹介してもらうか以外に
なかなか方法がない。
私はFBにたまたま出版関係の友達がいたので、メッセージを書いてつながりを持たせていただいた。
また以前東京に出張した際に、名刺交換をした方にメールを書いてつながりを持った。
つながりが出来れば、いよいよ本題の書籍出版について企画を提案することになる。
この企画の提案が一番重要で、担当者の心に響くような企画でないといけない。
そうなると、ライターと担当者との相性も少なからず問題になってくる。
相性のいい担当者に当たれば、意外とすんなりと企画を受け入れて頂き、編集会議にかけて、
編集会議で無事承認されれば、いざ執筆という流れになる。
ところが、相性の悪い担当者にあたると、企画を提案した段階で、いろいろと質問が飛んでくる。
いい書籍を出すためには仕方のないことだとはわかっているんだが、これがなかなかウザい。
例えば、Excel VBAに関する企画を提案したとする。
Excel VBAの書籍は腐るほど出ているため、担当者は、現在出版されている類書との差別化は
何か!と聞いてくる。
私には、これに応えるのがなかなか難しかった。
他のライターの書いたExcel VBAの書籍を全部読んでいるわけはないし、全部読むこと自体
不可能であるため、どんな内容なのかが分からない。
Amazonの「試し読み」で目次と内容を少し見る程度にとどまる。
この程度の情報で、類書との差別化を明確にすることが私にはできなかった。
企画を提案して、編集会議で承認され、いざ執筆となるまでには、なかなか大変な道のりとなる。
しかし、一番最近の出版社の担当者以外は、すんなりと企画が通り、いろいろ書籍を書かせて
いただいた。担当者に恵まれていたといえるだろう。
しかし、最近の担当者とは、相性が悪く、提案する企画ことごとく難癖をつけて、
質問だらけのメールがくる。
そんな、こんなで、最近の私は物を書くことに自信がなくなり、書けなくなってしまった。
担当者の当たりはずれでライターの人生をも狂わせられてしまった、と思うのは
私の思い違いかな?
でも、最近書籍が書けないのは事実だ。